物語構造
フォイル(対照役)
別の人物、通例主人公との対比で置かれる人物。その差が互いの資質を照らし出します。
フォイル(対照役)とは「別の人物と対比をなす人物、通例、主人公と対比をなす人物」です。語は「宝石をより明るく輝かせるために裏に箔を当てた古い慣習」に由来し、シェイクスピア自身がその実技を指します。『ヘンリー四世 第1部』で、ハル王子の明るい金属は、輝きを見せるために「陰鬱な地」を下に必要とする、と。フォイルと敵役は同一人物でありえます。「主人公のフォイルは、筋の敵役でもありうる」からです。ただし機能は違います。対立は英雄を塞ぎ、対照は照らします。ドラコ・マルフォイはハリー・ポッターと同じ選択に直面し、逆の答えを出します。トム・リドルはハリーと血筋も容貌も力も共有しながら、道徳だけは共有しません。
この対はキャラクター関係マッピングの上に置かれます。共有する性質も、違いも、それぞれ追跡される一辺です。恋愛では、三角関係の競争者がしばしば主人公のフォイルを務めます。