KANONARA

物語構造

導師(メンター)

より経験が浅く、しばしばより若い登場人物、通例は主人公に教え、助言する、経験豊かな導き手。語源はホメロスの『オデュッセイア』のメンターです。

導師(メンター)とは、「より経験が浅く、しばしばより若い人物に、教えたり、助けや助言を与えたりする人」で、物語の中では、主人公を鍛え、助言する経験豊かな導き手です。この語は、ホメロスの『オデュッセイア』のアルキモスの子メンターに由来し、その由来は示唆的です。詩の中のメンターは「いくぶん無能な老人」で、若いテーレマコスを導くのはその姿をまとうアテナーです。導師を作るのは、人物ではなく導きなのです。年長の側は「助言者、相談役、あるいは導き手として」務め、受ける側は、プロテジェ(被後見人)か徒弟です。

小説家にとって導師は、個性ではなく物語上の機能です。ヴォグラーの8つのアーキタイプでは、英雄に対して相対的に定義された役割の一つで、その神話的な顔は賢者(老賢人)です。聴くコンフィダント(相談役)とは、区別を保ってください。導師はまず話す側です。

出典

関連項目