物語構造
冒頭のフック
物語の冒頭で読者の注意を「引っ掛け」、読み続けさせる文学技法。一文から、小説の第一章まで伸びえます。
冒頭のフック(narrative hook、単にフック)とは、物語の冒頭で読者の注意を「引っ掛け」、読み続けさせる文学技法です。記事の目録は広い。仰天する行動や不穏な描写。人物の人生の重要な瞬間からの一場面。具体を伏せた気を引く一文(「そして六年後、彼女は再び彼に会った」)。『ビラヴド』のようなイン・メディアス・レースの冒頭。『高慢と偏見』の書き出しのようなテーマの言明。「冒頭」は形式とともに伸びます。一文。短編なら数段落。小説なら第一章。映画なら最初の五分から十分。
連載書き手にとってフックは、二度荷重を担います。第一章のフックは、立ち読みの読者が居座るかを決め、その後のすべての話の書き出しの一行は、戻るボタンと戦います。話の結びを担うのはクリフハンガー(引き)で、フックは同じ約束のもう半分です。クリフハンガーと話の結びを参照してください。