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プリント・オン・デマンド

注文が入ってから一冊ずつ印刷する仕組み。事前の在庫を持たず、現代のセルフパブリッシングの経済を支える技術です。

プリント・オン・デマンド(POD)とは、「製品が、事前の一括ではなく、注文が入ってからのみ生産される印刷技術とビジネスプロセス」で、これにより出版社は「完成品の在庫を事前に維持することなく」販売できます。書籍については、それは「デジタル印刷の始まり以降にしか発展できませんでした」。プレス式の方法では一冊だけの印刷が経済的に成立せず、デジタル印刷が、大きな印刷部数(刷り)を強いてきた段取りの費用をなくしたのです。

記事が与える作者側の経済はこうです。「PODサービスに必要な初期投資は、オフセット印刷よりも少なく」、「従来の出版社が支払う印税よりも、一冊あたりの金銭的なリターンは大きい」。ただしPOD会社は「従来の出版社とは違って、通例マーケティングに投資しない」ので、宣伝は作者の手に残ります。在庫リスクなしと門番なしの組み合わせこそが、セルフパブリッシングの「連載してからまとめる」道筋を成立可能にするものであり、印刷される一冊はすべて、すでに注文された一冊です。

出典

関連項目