KANONARA

ジャンル

ユーカタストロフィ

トールキンがエッセイ「妖精物語について」で造した語。恐ろしく差し迫った破滅から主人公を救う、突然の出来事の転換です。

ユーカタストロフィとは、物語の中の突然の出来事の転換で、主人公が恐ろしく差し迫った破滅に見舞われることを確実に防ぎます。トールキンが、1939年の講演に基づくエッセイ「妖精物語について」の中で、ギリシャ語の接頭辞eu(良い)をcatastrophe(カタストロフィ)に付けてこの語を造りました。一部はこれをデウス・エクス・マキナの一形態とみなしますが、トールキンはそれなしでも起こりうると主張しました。指摘される違いは、ユーカタストロフィが、出来事の展開への楽観的な見方と本質的に結びついていることです。彼の挙げる瞬間。滅びの山では、ゴラムがフロドを待ち伏せしたことで一つの指輪が破壊され、『ホビットの冒険』では、鷲を目にしたビルボの「ユーカタストロフィックな感情」があります。

記事はユーカタストロフィを、トールキンの神話創造(ミソポエイア)の観念の根本的な部分と呼びます。敬虔なカトリックだった彼は、受肉を人類の歴史のユーカタストロフィ、復活を受肉のユーカタストロフィと呼びました。書き手にとってこの語は、ファンタジーの読者が、呼び出されたものではなく仕込まれていたものだと望む、あの転換の名前であり、デウス・エクス・マキナの告発に対する線です。

出典

関連項目