Save the Catのビートシート
ブレイク・スナイダーの15のビートを順番に、それぞれの仕事と定番の配置、そして小説家がこのシートに物語を平らにされずに使う方法までを解説します。
公開 25 Sept 2026 · 1 分で読めます
Save the Catとは、ブレイク・スナイダーのビートシートです。名前の付いた15の物語ビートからなり、各ビートには、物語全体に対するパーセンテージで示された定番の配置が付いています。スナイダーは2005年にこれを脚本術として発表し、以来、小説のための構成参照資料として最もよく使われるものの一つになりました。小説家は同じビートを原稿のパーセンテージに適用します。これは定式ではなく、計画と診断のための道具です。ビートが名指しするのは物語がこなすべき仕事であって、それをどう果たすかはあなたが決めます。
15のビート
第一幕:
- Opening Image(開幕の影像)(全体の最初の1%ほど)。トーンを定めるスナップショットで、多くは主人公または世界の「ビフォー」の姿です。
- Theme Stated(テーマの提示)(約5%)。物語が何についてのものかを言い当てる一行。多くは台詞で、しばしば主人公の欠点を口にします。
- Setup(設定)(ほぼ最初の10%)。主人公の現状維持。家庭、仕事、遊び、そしてさらされる欠点。
- Catalyst(触媒)(約10%)。物語を動かし始める、人生を変える瞬間。
- Debate(躊躇)(10%から20%)。踏み込む前の、主人公の疑い、否認、または準備。
第二幕:
- Break into Two(第二幕へ)(約20%)。後戻りできない決断。主人公が新しい世界へ入ります。
- B Story(Bストーリー)(約22%)。多くは恋愛、友情または師弟関係である、テーマを運ぶ二次的な物語。
- Fun and Games(お楽しみ)(20%から50%)。前提の約束。予告編の材料になる部分です。
- Midpoint(中間点)(50%)。賭け金を引き上げる偽りの勝利または偽りの敗北。しばしば時間制限の時計を巻き始めます。
- Bad Guys Close In(敵の迫近)(50%から75%)。外部と内部の圧力が積み上がり、事態は悪化します。
- All Is Lost(すべてを失う)(約75%)。どん底。何かについての『死の気配』です。
- Dark Night of the Soul(魂の暗夜)(75%から80%)。主人公がその喪失を見つめ直します。
第三幕:
- Break into Three(第三幕へ)(約80%)。新しい情報が、問題をどう直せるかを示します。
- Finale(フィナーレ)(80%から99%)。主人公が変わったことを証明する対決。
- Final Image(結末の影像)(最後の1%)。「アフター」の姿。多くは開幕の影像と対応します。
シートの読み方
仕事の大半を担うのは三つのビートで、真っ先に置くべきものもこの三つです。Catalystが筋を始動し、Midpointがその方向(そして多くは賭け金)を反転させ、All Is Lostが、フィナーレで証明されるべき内的な変化を強制します。この三つが然るべき場所に収まれば、残りのビートはその周りに自然と整理されていきます。
小説家が特に目を向けるべきなのはB Storyです。テーマが、主人公以外の登場人物(多くは恋愛相手、友人または導師)によって論じられる場所だからです。中盤が垂れる本には、たいてい空のBストーリーがあります。筋と対位をなすものが、何もないのです。
対になるOpening ImageとFinal Imageは、簡潔な改稿道具です。韻を踏む二つの影像、衰えた姿と回復した姿を選べば、本の形が一目で見えるようになります。
使われる側に回らずに使う
- パーセンテージは目安であって門ではありません。 12%の位置のCatalystは問題なく、35%の位置のCatalystは、読者が肌で感じる構成上の決断です。そして自分がその決断をしていると、知っておくべきです。
- ビートは仕事であって、場面ではありません。 あなたのCatalystは手紙でも、診断でも、間違った扉でも構いません。シートは関知しません。
- ビートは意識的に飛ばす。 文学的な形式やエピソード形式の物語には、中間点の反転は要らないかもしれません。起承転結は、反転から形を作る別の道です。
- 今ある草稿に適用する。 既存の原稿を15のビートに写すのは、手に入る最速の構成診断です。見つからないビートこそ、草稿に欠けているものです。
成り立ちと位置づけ
スナイダーの15ビートは、ずっと古い議論を圧縮したものです。三幕構成と英雄の旅路は似た地面をより粗い分解能でカバーし、ダン・ハーモンのストーリーサークルはそれを8工程に圧縮します。どれを選ぶかは分解能の問題です。形を見るなら三幕、場面を計画するなら15ビート、人物の弧を点検するなら8工程です。
構成とカノンは別の問題
ビートシートが教えるのは、次に何が起きるべきかです。第18話が第7話と矛盾していないかは教えてくれません。構成の計画と連続性の追跡は別の仕事で、長い物語にはその両方が必要です。アウトラインとストーリーバイブルが別々の文書として存在するのは、まさにそのためです。
用語集
出典
本文中の技法に関する主張は以下の出典に基づきます。実務上の合意であって確立した事実ではない点には、本文中でその旨を記しています。